平屋のメリットといえば階段の上り降りもなく、寝室など全てワンフロアに収まっている事で生活のしやすさがあげられます。
2階への移動距離がなくなる分、家事や生活動線がコンパクトになり、効率の良い暮らしが実現できます。
一方、2階建てと比べて広い土地が必要となる分、土地購入代金も高くなるなどのデメリットもあります。
エリアによっては広い土地を購入しづらく、家づくりにおける予算を大幅に超えてしまうこともあるので注意が必要です。
今回は、埼玉県で平屋を建てる場合のメリットデメリットやポイントもご紹介いたします。
建築費用とメリットを照らし合わせて、平屋の住まいを検討してみてください。

埼玉県で平屋の家づくりが向いている理由

埼玉県は都心から近く、都内勤務の方には立地条件が良いのが魅力です。
ただし、平屋の場合には広い土地が必要となりますので、土地建物の総予算を考えると少し郊外の方が広い土地が購入しやすいでしょう。
それを踏まえた上で、埼玉県で平屋が向いている理由をご紹介していきます。
理由①
室内の温度を保ちやすい
2階建ては太陽の光を受けやすく、「温められた空気は上に行く」という性質から2階へ熱気が集まりやすくなります。
それに比べて平屋は冷暖房効率もよく、光熱費を抑えやすくなります。
エリアによって異なりますが、埼玉県は夏が特に高温になりやすいため、2階建ての住宅よりも平屋の方が室内環境を快適に保ちやすいでしょう。
理由②
災害に強い家を建てやすい
高さを抑えた平屋は重心が低く、建物の重量も軽いため地震に強い家と言えます。
建物は高さが高い程、地震の時に揺れが大きくなりますが、平屋はかかる荷重が少なく、高さも低いので揺れも小さくなります。
都道府県の平均で比較すると、埼玉県は雨量が少ないため水害のリスクが低い傾向にあります。
また、平屋は1階に居住空間があるので、万が一の時には外に逃げやすいことや台風などによる風の影響も受けにくいといった安全性が嬉しいポイントです。
埼玉県の気候
埼玉県でも秩父盆地と内陸部ではかなりの温度差があり、内陸北部では国内最高の41.1度の観測もあり秩父の冬ではマイナス15度の観測もあります。
気候は四季の変化がハッキリしていて、冬は晴れの日が多く乾燥し、夏は暑く高温で雷や雹(ひょう)が多いのが特徴です。
また、地形は平地の割合が大きく、山地が少ないのも特徴です。
平屋のメリット3選

平屋のメリットは主に下記の3つです。
- バリアフリーに対応しやすい
- 家族とコミュニケーションを取りやすい
- 生活や家事動線が短くなる
メリット①
バリアフリーに対応しやすい
平屋はバリアフリー化しやすい構造のため、家族全員が安全で暮らしやすい空間をつくることができます。
普段は問題なくても、怪我や病気などで自宅内の移動が大変になったり、ふとした転倒よる怪我を未然に防ぐことで、より安全で健康的な暮らしを長く続けることができます。
建築時にバリアフリーを意識した間取り設計にしておくことで、将来高齢になってからバリアフリーにする改修出費を抑えることができます。
メリット②
家族とコミュニケーションがとりやすい
家族みんながワンフロアで過ごすことで、物理的な距離が縮まります。
平屋は限られた面積に部屋を配置するため、余計な廊下などが少なくなります。
そのため家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションを取る頻度が増えるでしょう。
お子様が大きくなって、部屋にこもりがちになってしまうこともあるかもしれませんが、帰宅後リビングを通って各部屋に行く間取り設計なら言葉を交わさなくても家族の様子がわかり、親は安心できると思います。
メリット③
生活や家事動線が短くなる
平屋はロフトを付けない限り階段がないため、誰もが生活しやすい空間にできることが魅力です。
帰宅してから荷物を置いて手を洗って着替える動線や、洗濯をしながらご飯を作って子どもに食べさせるなど、シーンによって柔軟に動線をつくることができます。
すべての部屋がワンフロアにあるため、動線に沿って管理しやすくアプローチしやすい配置にすることが大切です。
平屋のデメリット3選

様々な魅力がある平屋ですが、気を付けたい部分もあります。
メリットに目がいきがちですが、デメリットもしっかり認識しておくことで、より失敗が少なくなるでしょう。
平屋のデメリットは主に下記の3つです。
- 2階建ての家に比べて広い土地が必要
- 採光の確保が難しい
- 水害に弱い
デメリット①
2階建ての家に比べて広い土地が必要
2階建ての多くは、子ども部屋はもちろん、場合によっては寝室なども上の階に設けることが多く、1階の面積は小さくなります。
逆に平屋の場合はすべての部屋が1階にありますので、その分の土地の広さが必要になってきます。
自家用車を所有している場合は駐車スペースも考えなくてはならず、思った以上に面積が必要とされます。
埼玉県でも首都圏エリアの分譲地では広い土地が見つからないことも多く、平屋を建てる上で大きな壁となります。
デメリット②
採光の確保が難しい
土地の大きさによる問題から2階建ての家が多くなる傾向にありますので、そのような場所に平屋を建てた場合、2階建てに囲まれることになります。
2階建ての場合は採光が欲しい部屋、例えばリビングを2階に持っていくなど、間取りのプランニングである程度カバーすることができます。
しかし、平屋の場合はそれができないため、周辺の状況・建物の位置・方位などをしっかりと調べた上で、建物を建てる配置や間取りをイメージしていく必要があります。
デメリット③
水害に弱い
こちらは平屋の家が構造的に弱いといったようなことではなく、あくまでも2階建ての家と比べた場合の話になります。
埼玉県の中にも、洪水などのリスクが高いエリアが存在します。
災害時には床上浸水などが避けられないケースもあり、そのような時に平屋は家全体が浸水してしまいます。
2階建ての場合は浸水しない部分もありますので、一時的に避難したり、救助を待ったりすることもできます。
洪水のリスクが高いエリアは各自治体のハザードマップを確認することができますので、そういった面を踏まえて土地探しを行うことも大切です。
埼玉県で平屋を建てる際のポイント
上記で話してきた通り、埼玉県は比較的都心に近く、都市化も進み通勤や買い物に非常に便利なエリアでもある一方で土地取得にかかる費用もそれなりに大きくなることが考えられます。
とは言っても、限られた予算内ですべてをおさめなければならない中で、ある程度性能の高い住宅を考えていくのであれば、なるべく土地の費用は抑えたいものです。
暮らし方に問題がないようでしたら、比較的取得しやすい価格帯の多い、郊外の土地も視野にいれておくと良いかもしれません。
坪単価が抑えられる上に、一区画毎の面積も首都圏に比べて大きいものが見つかるでしょう。
また、埼玉県北部は夏場に気温が上がりやすい傾向にありますので、熱気がこもらないような風通しのよい間取りを意識しましょう。
埼玉県・群馬県で平屋を建てるならタカトーホーム

平屋の住み心地は住む所によって様々ですが、埼玉県も群馬県と変わらずの夏は高温多湿・冬は低温乾燥な気候です。
夏場に部屋が暑くなり過ぎないように、採光の確保の仕方に工夫する・断熱性・気密性の高い工法を選ぶことがポイントになります。
タカトーホームでは珪藻土や無垢床の自然素材を使っているので、夏は涼しく冬は暖かく、調湿効果も期待できるため快適さもプラスされた住まいになります。
また、これまで数多くの平屋を施工しておりますのでご希望に合わせた様々なデザインや間取りのご提案が可能です。
当社は群馬県・埼玉県(熊谷・本庄・深谷)を中心に、本社(太田市寄合町)から車で1時間で移動できる範囲を施工エリアとして定めております。
こちら以外にも一部施工可能エリアもございますので、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
まとめ
埼玉県でおしゃれな平屋の住まいを建てよう

今回は埼玉県で平屋を建てるメリットデメリットやポイントをご紹介してきましたが、少しでも家づくりの参考にしていただけていましたら幸いです。
埼玉県で人口の多い都内寄りの土地では、希望に沿った区域・土地の広さ・陽当たり具合などの好条件の土地に出会えないことがあるかもしれません。
一部エリアでは希望の土地が見つかることもありますので、ご要望に沿ったおしゃれな平屋を実現することが可能です。
広い土地が必要となる平屋では、土地や建物の総予算を、自分たちのライフスタイルに合った無理のない返済額で予算を立てて計画することをオススメいたします。
地盤や陽当たり、高低差、環境などに気を付けて、埼玉県で平屋を建てるメリットデメリットの両方を踏まえた上で楽しいマイホームづくりにしてください。
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